今の時代は何でも新しい方が良いという風潮が否めませんが、鉄道模型に関しては少なくともそうとはいいきれません。
なぜなら、鉄道模型の中には中古でも価値があるものが多く、むしろ中古品の方がレアな存在であるがために高い価値がついているものがあるからです。
鉄道模型に詳しくない人にとってはガラクタのように見える古い模型であっても、その道に通じている人にとってはお宝級に大切な物である事が少なくなく、中古品だからといって侮れません。限定品などであれば尚更で、新しいか古いかは関係ないのです。
もちろん、その模型そのものには大して価値がない事もあります。
しかし、誰かに使い込まれた物はいい感じに味が出ている事があり、やや廃れた見た目を楽しみたい人にとっては別の意味で大切な存在です。
自分が理想とするレトロ感あふれる鉄道模型ジオラマにマッチした模型を探している時、歴史あるコレクションの完成を目指している時、新品だけがマニアの垂涎の的になるとは限らないのです。